建築事例

片流れ春野の家

団地の一角に建つ普通の「土佐派の家」で、夏はヒンヤリ、冬はホンノリ、梅雨にはサッパリの家ですが、特徴的な事がいくつか有ります。

1.木材に物部森林組合の新月伐採材を使用しており、木材の持つ天然揮発成分が生かされて、防腐防蟻効果の高い使い方になっています。
2.南下がりの銅板屋根は、太陽の恵みを生かそうとする形態で、屋根裏の空気を冬は暖房の、夏は冷房の補助に利用し、省エネルギーに努めています。
3.建具や家具に職人の手技による地元の木材が使われ、いつまでも手直しができます。

建築詳細

竣工
二〇一〇年一二月
構造
木造二階建
主な外部仕上げ

屋根 / 銅板瓦棒葺

壁 / スギ縦羽目板張、土佐漆喰塗

主な内部仕上げ

天井 / 床厚板見出し、化粧裏板見出し

壁 / 土壁中塗仕上、スギ縁甲板 厚一五ミリ 米ヌカワックス拭

床 / ヒノキフローリング 厚一五ミリ、スギ厚板 厚三三ミリ オスモカラー拭、タタミ敷

設計

山本長水(山本長水建築設計事務所)

施工会社

有限会社勇工務店

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