2023.11.06
「土佐派の家づくり」講座では、体験授業も行っています。
高新文化教室「土佐派の家づくり」講座。
第2回は 時代の感性に合う家、設備をテーマに
細木建築研究所・細木さん、土佐ガス株式会社・小島さんが講師を努めました。
物価高、燃料費の高騰がニュースとして度々話題とされるなか
いかに家のエネルギー消費量を抑えられるか、、気になるところ。
建築における省エネ化の方法、
エネルギー効率の高い設備や機能性について話をしました。
そして第3回は、
土佐派の家の木の使い方の話と漆喰の体験塗り授業。
講師は土着の建築家として知られる山本長水さんと、安芸の左官職人・松本さん。
「木の家って気持ちがいいよね」と感じたことがある方も多いと思いますが
木の良さのひとつに上げられるのが調湿性能が優れているという点。
木材は表面から60㎜くらいまで調湿機能があるそう。
薄い張り合わせた板ではなく、厚みがあることが大事。
土佐派の家は、この木材を骨太に厚く
木組みを見せて使っています、、、と長水さんの話。
休憩をはさみ
後半は松本さんによる漆喰塗り体験授業。
一般的な漆喰と土佐漆喰の違いを説明し
それぞれの漆喰の塗り比べをしてもらいました。
一般的な漆喰は海藻等のノリが入っていますが
土佐漆喰はつなぎとして、発酵したワラスサが入っています。
ノリが入っていない分、少し塗りづらいのですが
水に強く厚塗りができることが特徴。
高知のような雨の多い地域での外壁には適しているそうです。
松本さんに道具の扱いを教わりながら、
お二人とも、コツをつかんで上手に塗られていました。
お疲れさまでした。