建築事例

土佐湾を望む家

土佐湾を望む高台に建つ家です。
風光・眺望の良さを楽しむには、開放的で内外が呼応する造りが望まれます。
しかし自然は時に荒々しく姿を変える苛酷な一面も持っています。
この場所に建つ家は、開放的で、なおかつ充分な強さを持たなければなりません。

・大断面の柱・梁・丸太を手刻みで加工し、組んだり架けたりする伝統的木構法とそれを担う職人技でつくられた家は、大きな開口がとれ、丈夫で長持ちします。
・家をつくる部材は、杉・漆喰・和紙という、長年使い慣れ安心が確かめられた素材です。
・軒下空間をはさみ中間領域の充実を計っています。内と外を断つのではなく、内外を緩やかに連続させる住環境は、心身ともにくつろぎをもたらしてくれます。

長年培ってきた作法と手法を、暮らしに反映することがそれぞれの家づくりです。

建築詳細

竣工
二〇〇四年九月
構造
鉄筋コンクリート・木混構造二階建
主な外部仕上げ

屋根 / 日本瓦葺き

壁 / 土佐漆喰塗、コンクリート打ち放し

主な内部仕上げ

天井 / 杉化粧野地板見出し

壁 / 土佐漆喰塗

床 / 杉板フローリング

設計

松澤敏明(徳弘・松澤建築事務所)

施工会社

(株)富士ビルド

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土佐派の家ネットワークス

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