建築事例

2020.3.16

宿毛市で「高新文化教室家づくり講座」を開講

2020年の文化教室は宿毛市から開講。
「土佐派の家」を通して、地場材や土佐漆喰、土佐和紙など地場の自然素材の良さを知ってもらいたいと始めた高新文化教室「土佐派の家づくり講座」。今期14期目となる講座は「宿毛まちのえき林邸」で行いました。

初回は2月29日(土)。この回は「丈夫な家のつくり方」と題して松澤敏明(徳弘・松澤建築事務所)と「住宅地盤」について地盤調査会社グランドワークスさんが講師を担当しました。
日本の住宅寿命は約30年。住宅ローンが払い終える頃に建替えをするケースが多いと言われています。家族の想いが詰まった家です。できれば世代を超えて長く住み続けてほしいと思います。

講義では、筋交いの量で強度を高める在来工法と、木の特性を生かした伝統木造構法との違いを説明。丈夫な家をつくるにはどういったことが大切なのか、木の家の構造や耐震等級、耐震・制震・免震の違いについて事例をあげて話をしました。
また「住宅地盤の話」では地盤の調査方法について解説。調査の際は、その土地の歴史も知っておくことも大切として、昭和40年ごろの幡多地区の図面をもとに地形や地盤の特徴について話をしました。家が傾くことで精神的なストレスから健康障害を起こすこともあるそうです。家の土台となる地盤の重要性を改めて感じた講義でした。

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