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2024.10.31

高新文化教室「建築家と巡る土佐派の家」講座も無事終了

高新文化教室「建築家と巡る土佐派の家」講座
最終回は、いの町鹿敷製紙さんでの授業。

国内産の原料にこだわり
手漉き和紙、機械漉き和紙を製造している鹿敷製紙さん。
生産農家の高齢化により
原料の調達が難しくなっているそうですが
高知の山の暮らし、風景、伝統を繋げていきたいと
和紙の製造とともに
土佐和紙のPRにも努めていらっしゃいます。

今回は、メディアにも度々ご紹介される
濱田あゆみさんにメイン講師をしていただきました。

「鹿敷製紙では、土佐和紙の工程が学べる体験の場として
食事と泊まる場所を提供し、
県外、海外の方たちもお手伝いいただいています。
こうしたボランティアの方の参加で
土佐和紙の情報発信、和紙の可能性も広がっていると感じます」とのお話。

この日も
不純物を取り除く工程 “ ちり取り ”という作業を
北欧から来られた女性お二人が
黙々とされている姿を見かけました。

コウゾ、三椏、雁皮と和紙の原料によって変わる風合い
実際の和紙を手にその違いを実感。
複雑に絡み合う手漉き和紙の強さも感じてもらいました。

ショールームの座学の後は工場見学。
濱田博正さんに案内していただきました。

受講生からの
「和紙を使った襖の現物を見たことがないけれど
できれば自宅の襖を和紙にできますか」という質問に

「それなら、うちの家の土佐和紙の襖を見に来ませんか」
と濱田さんからのお誘い。

思いがけないご提案に、急遽、皆さんでお宅見学に。

鹿敷製紙さんのお宅見学では
製造元ならではの土佐和紙の使い方を拝見することができました。
どうもありがとうございました。

また受講生の皆さま お疲れ様でした
ありがとうございました。

 

今期 初の試みとして開講したお施主様宅での授業。
「土佐派の家」といっても建築家によりそのデザインはさまざま。
お施主様ご協力のもと
毎回、築10年以上のタイプの違うお家を見学させていただくことができました。
誠にありがとうございました。

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