2024.10.23
「建築家と巡る土佐派の家」第3回目を行いました
先週の土曜日に第3回目の文化教室を開催。
まずは集合場所の細木建築研究所で建物外観を説明。
その後、今回見学させていただくお家へ―。
今回のお施主様は、自然素材を使った家にしたいとの希望で
特に“土佐漆喰は絶対!”と決めていらっしゃったそう。
今もその風合い、調湿機能の良さを実感されているとのこと。
「ビニールクロスなどは、年数を経ると貼替えが必要な場合がありますが
室内での土佐漆喰壁は、ほぼメンテナンスフリーと言えます」
と建築士からも土佐漆喰の利点について解説。
吹抜けのリビングの壁は
10年以上も経っていると思えないほどきれいでした。
こちらのお宅のキッチンや収納など、家具のほとんどは造作。
奥様は「家事、生活をするなかでスムーズに動けるようにしたかった」と
家具の凹凸をなくし、丸みのあるデザインを選択していったそう。
インテリアの一つひとつにこだわりが伺えるお施主様。
「こういうのはどうでしょう?」と
好みのインテリアを見つけ、提案してくれる建築士との家づくりは
打合せ時間は長くかかったものの
どんどん素敵な家に仕上がるようで、楽しかったとおっしゃっていました。
生活用品を見せない収納方法や、
効率の良い家事導線、考えられた水回りのデザインなど
女性陣からは「これはいいわねぇ」と感嘆の声がしきり。
地場の材料を使い、地元の職人の技を活かし
現代の感性で建てる土佐派の家。
今回、見学させていただいたお宅は
自然素材の風合いを生かした
スタイリッシュな「土佐派の家」の印象でした。
ご協力いただき、誠にありがとうございました。